霊能力者は式神(様)を使役出来る？

今回は、

についてです。

よく安倍晴明伝説等で「式神様」という言葉聞かれる方もいるのではないでしょうか？

しかし、今世の中に広まっている｢式神様｣に関する知識は間違ったものなのです。

そして、「式神様」とは何か説明するには｢式使役(しきしえき)｣について説明しなければなりません。

ですので、この2点に要点を絞り話したいと思います。

まず｢式使役｣について。

式使役とは、人形(ひとかた)等の形代に自分もしくは動物等の姿を術によって模させる事で、自分の霊能的活動を手伝ってもらうことが出来る存在の事です。

これは、陰陽師という皆さんも1度は聞いた事がある方達が使役した存在になります。

力がある能力者であれば、ちゃんと修行をしてちゃんとした術と知識を持てば使役する事は可能は可能ですが、使う場面はほぼ無いので使役する人は居ないでしょう。

次に、｢式神(様)使役｣についてです。

これは、文字通り｢神様｣を｢式｣にして｢使役｣するということになりますので、もし能力者を名乗っていながら｢自分は式神(様)を使役している」等という人がいれば、神様に対して失礼極まりない事をしているので、近づいてはいけません。｢式神様｣を使役しているという事は、自分を神様よりも上だと言っているようなものなのです。

また、仮に神様が式神様となったとしても、かなりの制限がつきますし、間違った力の使い方をしたり、能力者としてやってはならないことをした場合、自分自身が大変な事になります。

もっと言うと、今いる能力者の中には式使役出来る力の持ち主はまずいませんね。

そして、使役出来る能力者がいたとしても、その方は、絶対に口にすることはしないはずです。